岡山県で注連飾りを制作されている“丙-ひのえ-”さんの作品です。

田植えから稲刈り、選別、縄綯いと、
ひとつひとつ手作業で製作されています。

岡山の旧川上郡成羽町地方で
かまどの神棚へ鶴形のお飾りを供える
風習が古くからありました

古来、人類は火に対して
畏怖と尊信とをいだいており
成羽地方でもかまどを神聖な場として
火の神を祀る神棚を設けていました

お正月飾りはとんどで焼くのが慣しですが
このかまどのお飾りだけは
翌年新しいものと取りかえるまで
そのまま飾られていました

通年通して飾れる"おどっくさま"

明治の終わり頃までは
妊婦のつわりのおまじないに
子供の夜泣きに枕元へ置いたり
家に"安心"を運んでいたようです

夏に青刈りした根元から
再び伸びてきた若い短い藁を
秋に刈り取り製作しています

はち切れそうなお腹と
艶やかで青くみずみずしい
張りと芯のある荒々しさも
魅力のひとつです
 

＜仕様＞
size : 25 × 25 cm

※通年飾りとしてもご利用ください。
※自然素材で一つ一つ手づくりのため、多少の色の違いや固体差はご理解くださいませ。