2019.11.09 Sat 棚板付き真鍮のトイレットペーパーホルダー誕生秘話
オンラインショップを始め、ご好評いただいています
真鍮のトイレットペーパーホルダーですが、きっかけは社長の一言。
「アネストワン(≒トリノス)のオリジナル商品を開発するチームを作る!」
選出されたのは、社歴の若いメンバー(年齢ではない)
何のノウハウも経験もない中、大海に放り出された気分です。
えっと、、、何を作りましょう。
それぞれの欲しいものをリスト化して、どれなら実現可能かを模索。
こんがらがった糸をほどくように、当たりくじを探していました。
何度も壁にぶつかるうちに、気が付いたんです。
今までにないものを新しくつくり出すようなことではなく、今あるものをブラッシュアップしよう。
だってみんな設計だったり、店舗スタッフだったり、家具やパーツの専門家じゃないんだもの。
そこで!
棚板付きのトイレットペーパーホルダーがいいんじゃないか?
ってところに行きつきました。
棚板って言っても幅は?大きさは?素材は?トイレットペーパーホルダーの素材は?
接合部分は?重なりはどうだろう。大きさは?
一つ一つみんなであーでもないこーでもないと言いながら、打合せをしました。
それを製作者さんに相談して、こうしたい、ああしたい。
トイレットペーパーホルダーの幅は、海外製も入る大きさで。
ペーパー押さえはある方がいい。
バーの形状もできるだけ左右対称がいい。
ペーパーがない状態はないだろうけど、重なったときキレイなのがいい。
棚板はやっぱり無垢だよね。
携帯が置けるくらいの奥行きで、あんまり出すぎるのも嫌だね。
真鍮が見えすぎても嫌だから、ほどよく見えるアングル幅にしよう。
幅は将来ダブルができるくらいの大きさにしよう。
壁に取り付けるビスがやりにくいから改良しよう。
アングル幅と木幅を一緒にすると取付の時にズレるのは嫌だね。
試作を作り、板の塗装の色を決め、出来上がったのがこちら。
そこから派生して、シングルやダブル、棚板付きダブルなど、さまざまな商品につながりました。
たくさんの気づきがあり、たくさんの助けがあってここまで来られました。
何といっても、無理難題をいつも「やってみよう!」という精神で挑戦し続けてくださる製作者さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
それ以外の商品もいつも㎜単位で試行錯誤しながら製作をしています。
そちらもまたご紹介しますね。
今はそれぞれの仕事が忙しくなり、お休みしているチームですが、また集まって新しい商品も作れたら良いなぁと思います。
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